ラブライブ!サンシャイン!! ~輝きを目指す9人の物語~
先ほどラブライブ!の最新コンテンツ「ラブライブ!サンシャイン!!」のアニメ版第1話が放送・配信されました。
その記念すべき1話を見た率直な感想を書きたいなと思い記事にしてみました。
今回は主にストーリー・キャラクター・曲と3項目についておおまかに書いていこうと思います。
まずはストーリー、浦の星女学院の高海千歌はある日、東京・秋葉原の大型モニターで見た第2回ラブライブ優勝グループ、μ'sの「START:DASH!!」に心を打たれ、自分の高校でもスクールアイドル部を立ち上げようと嘗みます。しかし新入生や転校生を相手に勧誘をするも成果はなく生徒会長へは反対をされてしまい…といったのが今回1話のおおまかなストーリー。
劇場版「ラブライブ!The School Idol Movie」においてμ'sやA-RISEは『スクールアイドルの素晴らしさを伝えたい。私達が楽しいと思うライブをすればスクールアイドルのドーム大会へと繋がっていく』という帰結した目標を建て、全国のスクールアイドルを巻き込んだ【SUNNY DAY SONG】のライブを成功へと導きました。
今回はその活動の映像ではなく、第1期13話「μ's ミュージックスタート」における【START:DASH!!】の映像が使用されました。
自分の考えですが、これは”制服”で歌う普通の少女達がキラキラと輝いて歌うというあくまで他の女子高生達が見ても等身大のスクールアイドルという感じ方をする為だったのかと考えました。
【SUNNY DAY SONG】のライブだと周りの規模が大きく、さらにこの曲の定義はあくまで劇中の大会、ラブライブのドーム大会を実現するため。【スクールアイドルの素晴らしさを伝える】という物だからです。
【START:DASH!!】は歌詞にもあるように『君も感じてるよね?』や『諦めちゃダメなんだ』などなど他人を支える応援歌のような側面を持っています。
今回、何もない普通の等身大の高校2年生 高海千歌がこの人達のようにキラキラと輝いているスクールアイドルになりたい!というきっかけにはむしろピッタリの選曲だったと思います。
話が少し逸れてしまいましたね。
そして千歌は自分の学校でもスクールアイドル部を立ち上げようと友人の渡辺曜と共に勧誘を目指し、新入生に声をかけるも今一つ成果は上がらないうえに生徒会長の黒澤ダイヤからはスクールアイドル部の設立は認めないと拒否されてしまい…
そんな中、海辺で自分と同じ高校2年生の桜内梨子と出会います。
梨子はピアノで作曲をしているのですが、曲作りが思うように行かず海に飛び込みその音を聞いてみようと試みている最中でした。
そんな梨子に対し千歌は自分にはそういうのは何もない、何もないまま気づいたら高校2年生、そんな時に出会ったのがスクールアイドルだった。と自分がμ'sの曲を聞いて感じた衝撃をそのまま語ります。
梨子はそんな熱い思いを持った千歌に対して「叶うといいね」と静かにエールを送ります。そして千歌に自己紹介された梨子は語ります、自分は音ノ木坂学院の2年生と。
そして次の日、もう一度ダイヤに掛け持ってくると言われた曜は千歌に「ずっと千歌と一緒に何かをしたかった」と語り水泳部との掛け持ちですがスクールアイドル部への参加を表明します。
部員が1人増えたからといって認められるわけでもなく、またもや部員探しへ逆戻り。そんな千歌と曜のクラスに転校生が、それはあの海辺の少女で出会った桜内梨子でした。彼女をスクールアイドル部へと誘う千歌でしたが彼女からは「ごめんなさい」と即答で拒否される。果たして千歌の浦の星女学院のスクールアイドル部の運命は…
主に第1話のストーリーを主人公の千歌視点でおおまかに纏めてみました。
今回この「ラブライブ!サンシャイン!!」を見るに辺り自分のこのコンテンツに対する感情は一切排除して拝聴を試みました。
μ'sという輝きを見た普通の女子高生が始める新しいスクールアイドルの物語。そんなイメージでこの1話だけは見ようと心に決めていました。
実際にそのように気を落ちつけて見てみると今回のこの1話は思っていたよりもすんなりを受け入れられるような気がします。輝きを追い求めようとする女の子の物語は見てて楽しいですね。
メンバー集めは過去のラブライブ!でも好きな展開だったので少なくとも数話くらいは落ち着いて見れる気がします。
次にキャラクター、これは学年別に纏めてみました。
まずは高海千歌・渡辺曜・桜内梨子の2年生。千歌と曜は幼少期からの親友であり、高校生になっても付かず離れずの関係を送っているのかと感じました。そこに転校生の梨子が入り3人はどのような関係へと発展していくのか。
おそらくラブライブ!と同様に主軸におけるのはこの2年生なのかと考えられています、自分は2年生のテーマは”友情”だと感じているのでμ'sと合わせているわけではないのですが新しく介入していく梨子を2人がどのように迎え入れるのか楽しみですね。
そして国木田花丸・黒澤ルビィ・津島善子の1年生。花丸とルビィは入学式で仲よさげに話しており、ヨハネこと善子はその様子を木の上から見ていますが持ち前の不運で落下、その姿を見た花丸は幼稚園で一緒だった善子ではないかと怪しみますが善子はそこから退散。それを花丸とルビィは追い…といった感じ。
纏まりは今のところないものの花丸と善子が幼なじみ(?)と感じられたので意外と親交は深まりやすいのかなと感じました。ルビィと善子の接点は今のところないのですが、ルビィは善子に対して興味津々のもようでしたからね。
そして黒澤ダイヤ・松浦果南・小原鞠莉の3年生。この3年生の時点では特に接触が濃く書かれたわけではなく、果南が小原家の存在を少し疎ましく(?)思っているのかと感じました。果南自体も父親の骨折により家業を手伝うため学校は休業中、スクールアイドルという言葉にも不審感のようなものを持っているのかなと印象を感じました。
この3年生3人についてはOPにおいても見つめ合うことなく、曇り空の下で3人とも憂鬱げな表情を浮かべています。そこに千歌が入り3人を引っ張り天気も光が差し…といったカットになっていましたね。
1話時点では3人が同時に遭遇した会合はなく、どことなくギスギスするのかなという印象も感じた為にこの3人がどう纏まっていくのか、私が今このアニメにおいて一番気になっているものと言っても過言ではないかもしれません。
最後に曲、今回1話はオープニングの「青空Jumping Heart」 2年生による挿入歌の「決めたよHand in Hand」が披露されました。2曲とも作詞はおなじみ畑亜貴氏が担当しています。
まずは「青空Jumping Heart」。アップテンポな曲調で「青春まっしぐら」や「どんなことが起こるかも分からないのも楽しみさ」などと始まったばかりの彼女達の物語を象徴しているような歌詞が盛られています。
作曲は伊藤賢氏と光増ハジメ氏、伊藤賢氏は今回がラブライブ!楽曲初参加であり光増ハジメ氏はAquars 1stシングル「君のこころは輝いてるかい?」の作曲を勤めておられます。静かなイントロからの光が差したような歌詞の入り、そして間奏へ~といった流れは同作品とシンクロしたようなイメージを抱きました。
編曲はEFFY氏、彼も光増氏と同様に「君のこころは輝いてるかい?」において編曲を担当していました。ショートバージョンでは聞ける範囲ではなかったのでフルバージョンでどう構成されているのか楽しみなところ。
そして「決めたよHand in Hand」、こちらもベルなどを使った明るい楽曲に仕上がっており「何を探してる?まだ分からないけど」や「これから さあどこに行こう」などと手探り状態であるもまだ見ぬ未来への期待感が溢れる歌詞になっていました。
作曲・編曲は渡辺拓也氏、こちらもラブライブ!楽曲は初参加のお方。
ユニット楽曲が出た辺りから作曲陣が始めてラブライブ楽曲を手掛ける人が多くなり、その辺は新天地を追い求めているのかμ'sとの区分けを狙ったのかなどと常々考えています。曲を第一に考えている自分にとってはこの差別化は結構ありがたく、そして大きなものかと思っています。
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気がつけば1話が始まり、そしてあっという間に終わっていました。
不安しかなかったのですが、今日はたまたま友人と語り合うことができ少し気が楽になって視聴をする事が出来たと思います。
このキャラは○○枠だ、この曲は○○っぽい、この展開ラブライブの○○話ってぽいよねみたいな話しは正直したくないのでこれからもこのラブライブ!サンシャイン!!を視聴するにあたっては心がけていこうかなと考えています。
そういえば1stライブも開催されるそうですね。全く興味がないと言えば嘘になるのですが自分の中でラブライブ!というコンテンツは「演者がPVと全く同じダンスをする」というウリである以上、ライブとの親和性が最も重要とされるものだと感じているので、逆を言えばそれを見なければさらにもう一歩踏み込んで段階へは行けないものだと考えています。
自分は今回のラブライブ!サンシャイン!!においてはそこまでの段階へは行かずあくまで見ているアニメの1つ、もう少し踏み込んで言えば自分が好きだったμ'sが輝いた結果の一つとしてこの物語を追っていければと思っています。
ライブを見たとしてもAquarsがμ'sを超えるということは絶対にないとは断言できるのですが、それでもライブに行く気にならないのはこんな風に比較をしたくないと行ったところでしょうか。
μ'sは今とはなってはですが輝きになった女の子達の物語。Aquarsはその輝きに届こうとする女の子達の物語なのでそもそもの比較をするのが間違いだと思うんです。
それでもアニメという媒体上、ラブライブ!というコンテンツに存在する2つの物として必ず比較はされてしまいます。それはしょうがない事なのかもしれないのですが言葉一つで自分は納得したくはありません。そこまでμ'sという存在が、ラブライブという概念がこの5年でいつの間にか自分の中で大きくなっているのを実感しています。
だからAquarsのライブについてはラブライブ!後期(2期放送~劇場版公開中)にファンになった人達、主にアニメが放送した後にμ'sはこんな活動をしていたんだよと感じたある意味で千歌ちゃんのような人達に見てもらえれば共感というわけではないのですが、私のように邪念に塗れたような気持ちではなく、ああこの子達は輝きになろうと必死にもがいているんだなと応援したくなる気持ちで見ることが出来るんじゃないかと考えています、
今のところ2話以降はこのようにブログで感想を書く気は今のところありません。
もし書くとしたら最終話くらいでしょうか、物語が一区切りついた辺りでまたストーリーについては語っていきたいですね。曲は割りと聞けたら書いていきたいかも。
それでは。