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すべてのかけがえのない瞬間を紡いで

ラブライブ!劇伴レビュー 「Notes of School idol days ~Glory~」 Disc2編

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tremble0325.hatenablog.com

 

前回のDisc1編からの続きでDisc2編です。Disc2は挿入歌のTVsizeが多数収録されているので劇伴はDisc1より少し少なめ。

1期サントラに続いて今更ですがCD帯のキャッチコピーは

私たちとあなたで掴み取った栄光、かけがえのない日々― 」です。

 

 

それではレビューしていきましょう。

 

 

 

 

1.「生徒会のお仕事[LM65]」

     使用シーン:2期第7話2年生3人が遅くまで生徒会の仕事をするシーン

 

LM13やLM21の一節がメロディに入っており、そちらと同じテイストを感じる楽曲。

上記2つとは若干落ち着いたメロディになっており使用シーンでは遅くまで仕事をする3人を心配する絵里や山田先生の心情を物語っているのかもしれません。

 

 

2.「銀幕の中のロマンス[LM66]

     使用シーン:2期第8話ことり、絵里、花陽が映画を見て感動しているシーン

 

上記のシーンでほんの一瞬だけ流れたシーン。

自分はあまり恋愛映画は見ないのですが一昔前の洋画のラストシーンでよく使われていそうなスネアやファンファーレがとても壮大。

 

 

3.「希の胸の内[LM67]

     使用シーン:2期第8話希が自分の過去を語るシーン。

 

淋しげなメロディから始まるそれはまさに希の過去を象徴しており、高校での絵里との出会いから希の世界は色づき始め「μ’s」の文字と共にその世界は壮大に広がっていきます。

そして最後の淋しげなメロディは優しく微笑む幼少時代の希が「今」の希の事を「良かったね」と祝福している様に表現されています。

希推しは必聴すべき1曲。

 

 

4.「みんなが支えてくれる[LM69]

     使用シーン:2期第9話全校生徒が3人の道を作るシーン

 

学校を廃校から救ってくれたμ’sに全校生徒が恩返しをするシーン。序盤のベルとストリングスはまさにそんな穂乃果・ことり・海未の喜びを示している様。

中盤のファンファーレは会場へ向かい走る3人を後押しする生徒達の如く。そして終盤は序盤のメロディのアレンジ、管楽器の音色も混じったそのメロディは3人を待ち続けた絵里・凛・真姫・希・花陽・にこの高揚感を表現しており、「みんなが支えてくれる」楽章の様になっています。

 

 

5.「雪の降る街[LM68]」

     使用シーン:2期第9話エンドロール

 

支えてきてくれた多くの人々への感謝の気持ち、そんな温かな気持ちと雪の降る夜の町並みをマッチングさせた楽曲が名曲「Snow halation」への期待を高ぶらせます。

 

6.「初詣[LM74]」

     使用シーン:2期第10話2年生と1年生が初詣へ行く~A-RISEと会う一連のシーン

 

初詣というと日本では雅楽という日本楽器を使用した曲が有名ですがこのアニメではそういう雰囲気を全く感じさせず、年が明けた夜といういつもとは一風変わった様子を楽しむ今時の若い娘達の雰囲気を醸し出しています。

中盤からは転調しシリアスめいた曲調になっておりますが、これは上記のシーンでA-RISEと偶然ばったり会った場面で転調しています。

その後のツバサの「優勝しなさいよ」というセリフと穏やかなメロディに戻るBGMは視聴者を安堵な雰囲気へと導いてくれたことでしょう。

 

 

7.「ツバサと穂乃果[LM75]」

     使用シーン:2期第10話ツバサと穂乃果の公演での会話シーン

 

まず「ツバサと穂乃果」とタイトル付けられているようにこの曲は穂乃果→ツバサではなくツバサ→穂乃果の視点になっているのがとても重要。

王者A-RISE、そしてリーダーであるツバサはどんな時でも観客を楽しませる為に全力のパフォーマンスをして来ており、それは予選決勝でも同じでした。

「そんな私達がなぜ?なぜあなた達に負けたの?」というツバサの悩みや苦悩を表しているのかなと感じました。

 

 

8.「お餅つき[LM76]」

     使用シーン:2期第10話穂むら前で餅つきをするシーン

 

応援してくれている皆に何かしてあげたい、という穂乃果がお餅つきを思い浮かび音ノ木坂の生徒を呼んで餅つきをするシーン。

音ノ木坂の生徒とμ’sメンバーが皆でオフを一緒に過ごすという今までありそうでなかったシーンでありそんな楽しさが名一杯伝わってきます。

そしてアウトロはそんな一時を過ごす中で穂乃果がとある事に気づき始めてる様子を物語っており……

 

 

9.「すぐ先にある未来[LM77]」

     使用シーン:2期第11話練習中に3年生卒業についての話しをするシーン

 

LM54以来、ここでまた2期のテーマでもある「卒業」がテーマになっている曲が流れてきました。

アコースティックギターの音色が切ないメロディを引き立ててきます。

 

 

 

10.「この先の私たち[LM73 EDアレンジ]」

     使用シーン:2期第11話2年生と1年生が1人1人考えを巡らせるシーン

 

ED曲「どんなときもずっと」のアレンジ楽曲。

どんなときもずっと」は私の中で「楽しい時間に時折感じるほんのちょっとの寂しさ」を精一杯引き伸ばしたような楽曲というイメージがとても根強いです。「新しい場所へ」等と同じでアレンジ1つでここまで儚げに変わるのは相変わらず凄い。

大事なことを決断する時はどんなときもずっと共にいたμ’sですが、ここで絵里は「それを決めるのは私達ではない」とあえて2年生と1年生に考えを託します。

悩んで悩んで悩み続けてもどうしたらいいか分からない。しかし「どんな時」も「ずっと」共にいた彼女達の中では既に答えは決まっていたんだと思います。

 

 

 

11.「よーし、遊ぶぞー![LM78]」

     使用シーン:2期第11話μ’sが遊びに行く前のシーン

 

遊びに行く直前の楽しさを表したような軽快な楽曲。ノリと勢いで押し切っちゃえ!的な曲調が2年生と1年生の無理やりな感情を物語っているようにも聞こえてきます。

 

 

12.「友情ノーチェンジ[BGM]」

     使用シーン:2期第11話μ’sが色々な場所へ遊びに行っているシーン

 

ご存知1stシングルのCW曲「友情ノーチェンジ」を藤澤氏がアレンジした楽曲。

もともと楽しげな楽曲であるのがこの曲の特徴ですが、3年生が卒業しμ’sをどうするかという回で流れるこの「友情ノーチェンジ」がどれだけ盛大なテーマ性を持っていることでしょうか。

「ずっと一緒だと思うんだ そう大丈夫だよ」というこのアニメから4年以上も前に作られた楽曲の歌詞がここで非常に重くのしかかってきます。

 

 

13.「ラブライブ!決勝[LM70]」

     使用シーン:2期第12話ラストライブ直前でμ’sが会話するシーン

 

ライブ前の曲といえば1期ではLM22やLM44等の緊張感や不安を感じさせる楽曲が多かったですがこの曲やLM68はもはやそんな様子を感じさせる事もなく、ただ目の前の事を楽しもう!そんな成長したμ’sの堂々とした構えが伝わってきます。

ちなみにこの曲、序盤でLM36の一節がメロディとして使用されています。「μ’sのはじまり」という名の付いたこの楽曲がμ’sのラストライブ前に流れる曲の一節として使われているのは言葉では言い表せないようなカタルシスを感じます。

 

 

14.「夢のあと[LM71]」

     使用シーン:2期第12話エンドロール

 

夢にまで見たラブライブ決勝の舞台を見事成功へと導いた喜びを噛みしめる瞬間、そしてμ’sとして歌う最後の曲を歌い終えた悲しみを分かち合う瞬間の彼女達をを暖かく包み込んでくれるような静かながら壮大な曲。

そんなメロディが引き、ピアノとストリングスの優しげな曲に乗せて聞こえてくるのは観客たちの「アンコール」。

リーダーである穂乃果はそんな中、自分が最初のライブの時に言ったセリフを思い出し目の間の情景に溢れんばかりの涙を流します。

叶え私たちの夢―」がテーマであるこのラブライブ!。そんな「夢のあと」にμ’sがアンコールに応えて歌った楽曲は………。

余談ですがこの曲のアウトロで流れるのはLM03の一節。μ’sの始まりと終わりを体現したこのLM03のメロディが使われているのはいろんなシーンの繋がりを表現しているように私は感じます。

 

 

15.「愛してるばんざーい!(Piano Mix)[第13話挿入歌]」

     使用シーン:2期第13話卒業生送辞のシーン

 

インスト曲ではありませんが新録の曲なのでレビューを。

「頑張れるから 昨日に手を振って ほら前向いて」というフレーズがあるこの曲は3年生を送り出す曲としてこの上ないことと感じます。

勘の良い人なら気づいていることと思われますがこのサントラ収録版はオンエア版とは違う、アフレコ前に収録されていたもの。本編では実際に卒業式で歌っている雰囲気を出したいということでアフレコ現場でその場で歌ったものが使用されている、との事です。(のぞえりラジオ第xx回参照)

 

 

16.「ハラショー![TM05]※未使用音源」

     使用シーン:なし

 

「ハラショー!」のタイトル通りロシア民謡を短くしたような楽曲。

この曲聞くとロシア帽子を被った絵里がコサックダンスをしている情景が頭に浮かびます。何でかは謎。

 

 

16.「迫り来る者[PM01]」

     使用シーン:6thシングルOVA真姫が何者かに追われるシーン

 

正体の分からない何者かに追われているといったとにかく逃げる!焦燥感を表した楽曲。

序盤の終わりに音が静まるのですがその後の転調共に「逃げ切ったと思ったが何者かに捕まってしまった!」という状況が感じてとれます。

まぁ曲のテーマからして本編で使われることはなさそうな楽曲という感じです。

 

 

17.「謎の影を追って[PM02]」

     使用シーン:6thシングルOVA絵里が校内を探索するシーン

 

謎の人影を追って絵里が校内を彷徨っていくシーンで使われています。

同じメロディが何回も繰り返されていると思ったらメロディが変わっていったり使われる楽曲が変わったりまた同じメロディに戻ったり…などどんどんど不思議な空間へと迷いこんでいくミステリアスな楽曲に仕上がっています。

 私の耳が変なだけかもしれませんが1:31辺りで聞こえる薄ら笑い的なSEがとても不気味。

 

 

 18.「Mysterious Girl[PM03]」

     使用シーン:6thシングルOVAラストの花火シーン

        2期第12話μ’sが屋上で夜景を見るシーン

 

PMシリーズとしては唯一本編でも使用されている楽曲であり、どちらも学校で美しい夜の風景を見ているシーンで使われているのが印象的です。

2期第12話の方では壮大になる場面でμ’sメンバー達が「まだ会ったこともない誰か」に対して私達の曲を聞いてね!と夜景に向かって叫ぶのと重なるのがシーンとマッチしており、私のオススメ劇伴の1曲となっています。

曲がピンと来ない人は0:31辺りから聞くと「あー!あの曲ね!」となること請け合い。

 

 

 

 

 

 

 

以上、2期サントラ「Notes of School idol days ~Glory~」Disc2の劇伴レビューでした。

後半の楽曲は「終わり」を感じさせるものが多いにもかからわず何かの「始まり」を予感させるものがあったりと、ただ1つのテーマにだけ絞られないラブライブ!劇伴の素晴らしさを語ったような楽曲が目白押しです。

そして1期サントラの時に語ったような映像とのシンクロが益々レベルアップしており、曲を聞くだけでアニメのシーンが思い浮かぶ作りとなっているのはアニメのサウンドトラックとしての一種の完成形なのではないかと私は深く考えています。

1期全13話、2期全13話合わせて26話の物語がディスク4枚分のサウンドトラックで仕上がっているのは他のアニメではとても味わえないような贅沢さですよね。

皆さんもこの劇伴を聞いて激動のTVアニメ2期を思い返してみてはどうでしょうか?

 

 

 次回は劇場版サントラ「Notes of School Idol Days 〜Curtain Call〜」の楽曲をレビューしていきます。

 

 

 Disc1はこちらから

 

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1期サントラはこちらから

 

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