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【ライブ】The QUEEN of PURPLE 1st Live “I'M THE QUEEN, AND YOU?" ~豊洲公演~ 感想みたいなもの

あなたは、そこにいますか?(挨拶)

 

 

 

 

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以前、自分はあるライブパンフレットへの寄稿にて

ロックミュージックとは「自由」であると書きました。

 

では、ここでいう自由とはなんでしょう?

個性の謳歌?賛美?

それとも無軌道な感情の発露でしょうか?

 

自分の中ではそれは明快で、

「俺はここにいる」だと思っています。

 

どうあっても逃れられない自己を認め、

恥ずかしげもなく晒し、

他社へと伝達する行為なのだと思っています。

(“I'M THE QUEEN, AND YOU?"  パンフレットより    茂木伸太郎)

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先週金曜日、6月14日にアプリゲーム「Tokyo 7th シスターズ」のユニット

The QUEEN of PURPLE」(以下、QoP)の1stワンマンライブが開催されました。

既に一ロックバンドとして独自の立ち位置を築いており、ナナシスにおけるユニットでも

随一の人気を誇るQoP。

1stアルバムを引っ提げて開催されたライブを、セットリストを追いつつ振り返っていきます。

 

 

 

 

01.開演前

物販のバンダナとショットグラスが欲しかったのでAM9時過ぎ頃には着きました。

この時点で既に200人程いたかな。

物販は安定の牛歩でした。1stの頃から何も成長しちゃいない…

 

無事買いたいものを全て購入出来て爆買い中国人と化した俺は連番者と合流して

タバコ吹かしたりその辺散歩し、気がついたらあっと言う間に開場時刻。

今回は予め激しい動きになる事が予想できたので前の方の柵を確保しました。

 

そしてナナシスライブ開演前BGMには御馴染みのプロデューサーが選んだ

通称「茂木セレクション」。今日はフーバスタンクやらマイケミやらオフスプやらでした。

以前に4Uのワンマンライブが行われた時にはメタリカやらが流れてた覚えがあります。

十中八九QoPのルーツとなった楽曲達でしょうね。

 

ナナシスライブ開演前の恒例といえば影ナレ

今回は4Uの4人でした。ノリノリで進行していく天才美少女ウメちゃんが

「非常灯」という感じを読めずエモヒナに突っ込まれていくいつもの感じの内容。

ちなみに4Uの時はKARAKURI、ナナシスのナンバリングの時はセブンスシスターズ

面々がこれまでは担当しています。

影ナレが終わると同時に開演。このシームレスな感じがいつも好き。

 

 

 

02.I'm queen, Bitch?

アルバムでは恒例となったインスト楽曲。

リミックスされておりこれが終わると直ぐに次の楽曲に繋がる仕組み。

落ち着いたメロディの中で響く歌声が壮大な始まりを予感させます。

 

そしてこれと同時に始まる大モッシュ

自分のいた場所が通路すぐ横の柵だったので福男レベルの大移動を目撃しました。

おかしいね~まだインスト曲なのにね?(すっとぼけ

「行け行けもっと行け!」って煽るのが楽しかった。

 

 

 

03.Majesty

今回のアルバムの代表曲だと思ってます。というかQoPの代表曲といってもいいか。

Majesty(マジェスティ)は威厳とか尊厳とかそんな感じの意味をもちます。

女王の威厳・女王の尊厳。

 

「常識なんてクソくらえ、正しい答えを選ぶのはこの私の手だ」と言う

ロックバンドの常、そしてQoPの世界観が全て詰まっている曲です。

 

 

 

04.THUNDERBOLT

「Tap on the top!! Top of the rock!!」のコールが楽しかった(KONAMI

イントロのカッティングギターが雷鳴の様に鳴り響き、そこにドラムやベースの

メロディラインが重なってくるのは嵐の予感さえ感じさせます。

「Majesty」が自分達の事を叫ぶのであれば、この曲は自分からは手を汚さず

上手に世渡りをしたりする所謂ズルい人間ばかりの世の中に唾を吐きかけるような楽曲。

 

正統派ロックサウンドを地で行くQoPは曲がった事が大嫌いなんだと思います。

 

 

 

05.Fire and Rose

最早御馴染みとなったFaR、Aメロでクラップするのが最高に好き。

前2曲から止まらずにこれなのでまぁ良い意味で殺しにかかってきてるなぁと感じました。

 

ボーカル:野村麻衣子のニューヨーク仕込みの英語力を堪能できる楽曲。

他の人にQoPで1番最初に聞かせるなら俺はこれかな~。

 

 

 

06.KID BLUE〜裸の王様〜

MCを挟んで歌われたのはこのKID BLUE。

今回「DAYS」と並んで所謂歌詞で聞かせてきてるのがこの曲だなぁと思いました。

 

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自己の探求は、成長は、

集団生物としての協調性の皮を被った怠慢の前に

無残にも引き裂かれる時代です。

(“I'M THE QUEEN, AND YOU?"  パンフレットより    茂木伸太郎)

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上記のインタビューの様に昨今のSMS主流のネット社会を嘆いたような歌詞。

読み解いてみると

  • 誰も彼も一時でも有名になれれば中身なんてものは薄っぺらくていい。
  • せっかく相手を論破出来る程の武装を持っていても相手が違かったらそれは何の意味も持たない。
  • そんなハリボテの様な武装をしていても心が笑っていなけりゃ何れでかいしっぺ返しを喰らうぞ。

そんな現代を嘆いている様な歌詞に感じました。共感出来る部分は山程ある。

こういった現代社会を皮肉った歌詞は聴いてて中々に痛快ですね。

激しさを抑えたブルース調で歌われていくのがまたメッセージ性を高めています。

 

 

 

07.Purple Raze

歌い続けの野村麻衣子が一旦捌け、ここからはQoPで楽器を担当しているメンバー達のソロ楽曲。

まずはベース担当の瀬戸ファーブ(CV.広瀬ゆうき)から。

作曲を担当したのは前澤寛之ナナシスでは「TREAT or TREAT」等を担当し

有名どころでは「Don't say "lazy"」や「スケッチスイッチ」等を作曲しています。

 

この曲、イントロやCメロのベースがとってもエロい。エモいや凄いじゃなくて”エロい”

自分の担当している楽曲が主旋律になり、歌詞は自分のキャラクター性を歌い上げるのは

けいおん!」シリーズのキャラクターソングを彷彿とさせてくれますね。

 

「伝えたい事は全て歌の中に籠もっている」がモットーのファーブも胸の中に熱いものを

抱えているというメッセージがベースの旋律とともに聞こえてきます。

 

 

 

08.R.B.E.

お次はギター担当、堺屋ユメノ(CV.山本彩乃)のキャラクターソング。

ちょっと話しは変わるけど今回ライブ会場のボルテージを最高潮に上げたのは山本彩乃だと思う。

この人が女の子支配人向けにコール&レスポンスをし(ユメノが女の子好きの為)

後でおまけ程度に男の子支配人向けにも投げかける事で全体の熱を上げていく。

今回のライブが成功したのも、この働きあってのものだと思います。

 

さて、曲名の「R.B.E.」とは「Riot beauty ecstasy」の略(たぶんね。)

ユメノはゲーム内のストーリーでは隙あらば女の子語りするようなキャラなのですが

QoP内ではファーブやムラサキを見守る所謂お母さん的存在だったりします。

 

Tokyo 7th Sisters -EPISODE.The QUEEN of PURPLE-

Tokyo 7th Sisters -EPISODE.The QUEEN of PURPLE-

 

 

前述の二人があまり内に秘めた思いを口に出していうタイプではないので

それは私が受け持つ、だからアナタ達は歌い続けて、演奏し続けてる姿こそ綺麗なんだから。

私はそれにどこまでも付いていく。といったユメノの覚悟の様な側面が見えてきます。

本当、バランスの良い4人だと思います。QoP

 

 

 

09.Wake Up Heroine

キャラクターソング(ではないけど)最後は年長者、三森マツリ(CV.巽悠衣子)

そんなマツリ姉さんはQoPの中でも3人を一歩引いた全員を見守る立場にいます。

歌詞もどちらかといえばマツリ姉さんの事だけを歌っている面がありつつも

マツリ姉さんから見たQoP全体のテーマを歌い上げてる様に感じました。

QoPと聞き手である結び目ってのが三森マツリってキャラ、そしてこの曲なのかもしれませんね。

 

余談だけど落ちサビでこの時のユッコさんを見守る広瀬とあやのん、っていう3人の構図が

野村マイコンは大好きらしい。俺もソーナノ。

 

 

 

10.Clash!!!

裏打ち&ヘドバンが最高に心地いいこの曲。アルバム中、唯一の既存曲。

実は最初聴いた時はウーン?って感じだったんですよねこの曲。

今まで「TRIGGER」とか「Fire and Rose」とか

所謂BPM早めの00年代ロックサウンドを歌ってきたQoPが

ボーカル全面を押し出したシャウトを聞かせる90年代ロックサウンド

いきなり変えてきたなぁと当時感じました、故の違和感。

(00年代ロックサウンドだと邦楽では「ONE OK ROCK

       90年代ロックサウンドは「B'z」を参考にしてます。)

今となっては全く感じてないし寧ろ応援歌地味た歌詞が凄い好み。

今思えばこのアルバムで「Clash!!!」をキャラクターソング系の次に持ってくることで

「ムラサキ以外のボーカル曲」の違和感を打ち消したのかな~とか考えてます。

 

 

 

11.I AM

お立ち台に昇ってワーキャーしたり衣装を回って見せてくれたりする

所謂素の中の人達のMCが終わった後はこの曲。

 

ファーブとムラサキの2人はセブンスシスターズの「羽生田ミト」に

多大なシンパシーを感じ、そんなミトの様になりたい。と初期ではリスペクトした態度を取っていました。

(実際QoP自体もインディーズ時代のセブンスをリスペクトして結成している。)

今ではそんな面は感じず、ルーツだけを継承し自分達は自分達の曲を歌い上げる。

この曲はそんな過去との決別を意識した曲だよなぁと感じました。

作曲が「PUNCH'D RANKER」のKUMAROBOなのも何の因果か…といった感じ。

 

 

 

12.DAYS

アルバムのエンディング曲。今回ライブをやるに当たって一番楽しみに、

そして自分がQoPに絶対に歌ってほしかったようなR&Bナンバーがこれです。

ライブでも意識していたのか、この曲をやる前だけは特殊MCがあり

 

「あなたの声を聞かせてください。

 あなたたちがここにいるという証明です。

 あなたの声を聞かせてください。私たちが受け止めます。」

 

という余りにも素敵すぎるメッセージ。

 

 

曲っていうのは基本的にアーティストが歌ったものを我々はCDや配信で購入して聞くわけです。

そこで受け手側である我々はその歌詞を受け取っても、基本的には手紙とかでしかメッセージを送れません。

その返事なんて来るか分からない、届いているのかすらも。

SNSなんてもっての外、返信なんてまず帰ってきません。正しいのかも。

そしてそれはアーティスト側も同じ。「想い」を歌い上げてもそれがしっかり届いているか?

間違って届いてないか?などの確認は出来ません。なまじ受け手側が多いだけに

我々よりもアーティストは困難な立場に立っていると言っても過言ではない。

 

 

それが生で出来るのは何か?って言ったら「ライブ」しかないわけです。

彼女達の「ハロー、ハロー、聞こえているだろう?」の叫びに対して

我々は「Oh Oh Oh…」と返す。それは”生”の場であるライブでしか出来ないわけです。

 

 

コール&レスポンスっていうのは「応答」であると同時に「継承」でもあります。

我々は彼女達の声を継承し、音を継承し、歌を継承し、想いを継承していく。

そしてそれは彼女達も同じ。彼女達はその継承を”次の曲”として我々に届けてくれます。

我々はそれを”声”で返していく。

アーティストと観客の関係性っていうのはそういう親和性の元に成り立ちます。

 

 

間違いなく想いを受け取ったであろう4人は歌いきり、舞台袖へと捌けていくのでした。

 

 

 

13.きゅいーんおぶぱーぷりゅ

アンコールもとい幕間映像でした。SDキャラの映像は1stのBBQ依頼かな?

内容としてはコントも挟みつつ実際にあったライブまでの裏話。

「Majesty」は息継ぎなくてレコーディングが大変だった事とか。

「I AM」で野村マイコンが余りにも声でなくユッコとあやのんが

ハチミツとフライドチキン買いに行ったとかそんな感じのお話しでした。

余談だけど4Uの時のアレみたいにならなくて本当に良かったと思う。

アレを流石にQoPでやられるのはちょっと…って思うし

寧ろアレは4Uでないと出来ない、てか4Uの場合ならもっとやってほしい。

 

 

 

14.ひまわりのストーリー

ふざけんな!!!!!!!(クソデカ大声

 

 

 

失礼、取り乱しました。

アンコール明けに舞台に出てきたのは野村マイコンと広瀬の2人。

椅子が用意されたのでアコステでなんかやんだろうな~SAKURAかな~とか思ったらコレ。

曲名聴いた瞬間に床に転がった。

一応説明しておくと、ナナシスのユニットで「Le☆S☆Ca」ってユニットがあり

その持ち曲をカバーしたものがこのパート。

Le☆S☆Ca」は3人ユニットなのですが

そのうちの2人が声優引退&スケジュール確保が困難なために役を降板と言った形で

今は別の人に引き継がれています。

この「ひまわりのストーリー」は図らずも引退前3人で歌われた最後の楽曲となってしまったわけです。

 

個人的な話しをしてしまえば引退した人が私の推しだったんですね。

ある意味自分の世界をこじ開けてくれた人でした。

 

別にカバーをした事が悪いとかは思わないんですよ。

ただあの3人が歌った「ひまわりのストーリー」他、Le☆S☆Caの曲は大切にしたかった。

3人の歌声の調和が本当に大好きで、早々ないんですよここまで波長の合ってる3人組って。

3人組なんて星の数ほどいるけど、自分に合う波長っていうのは1つや2つなもんですよ。

俺はそういうの大事にしていきたい、My Majesty。

 

でも、もう二度と、生では聞けない。

前述した様に生で聞けないっていうのはもう声を届けられないんですよ、お互いに。

多分癒える様はない傷跡、この先何十年も背負っていくんだと自分は思ってます。

 

皆、推しは大切にね。マジで。

 

ポジティブに考えるならば2人のハモリがとても綺麗でした。

Le☆S☆Ca歌うならそれくらいしてもらわなくちゃなあ?(謎の上から目線

 

 

 

 

15.WORLD'S END~CHECK' MATE~PUNCH'D RANKER

4人が合流し、ここからは怒涛のアンコールパート。

まず1曲目はリスペクトの意味も込めた「WORLD'S END」。

間奏ではメンバー全員がお立ち台に上がり、それに向かって手を伸ばす野村マイコン

これからのQoPの未来を体現している様でした。

 

2曲目はNI+CORAの「CHECK' MATE」。殺す気か。

バンドアレンジが加わる事によりオリジナルより激しい曲調になってます。

またまた余談ですが個人的にCHECK' MATEってあんまNI+CORAっぽく感じてないんですよね。

姉妹系ユニットな面を強く意識してるのでGirls Talk!!系のがそろそろ聞きたい、激しめよりも。

仮にYou Can't winが来てたら本当に死んでた。

 

3曲目、「今日は特別!」の声と共に「PUNCH'D RANKER」。殺すk(ry

以前のフェスの時も歌唱していたので改めて感じたけど、バンドがやるとマジで殴られてる気がする。

最後の方は連番&周りのオタク巻き込んでツーステ大連番。オルスタならではの醍醐味ですね。

 

 

 

16.TRIGGER

そして満を持して登場するQoP最初の曲。

も~このセトリ(ひまわりのストーリー以外)大好き!

 

最後に最初の曲を持ってくるとまた違った聞こえ方してきますよね。

そんな中でも歌詞のメッセージ性は変わらない。このライブを通して改めて思い出しました。

 

2番なんかでは野村マイコンと広瀬が背中合わせになり、お決まりのカップリングで

我々をヒートアップさせていく、最後を飾るに相応しい最高の盛り上がりでした。

 

 

すべての楽曲が終わり、ナナシスライブでは御馴染みのあの曲が流れる。

あれ聞くと終わった~って感じするんですよね。一抹の寂しさもあるけど。

最後は全員ステージ中央に集まり肉声で「ありがとうございました!」と叫び

QoP初のワンマンライブは大成功で幕を閉じました。

 

 

 

17.感想

発表された時からこれはとんでもないライブになるぞと思っていましたが

まぁ予想通りでした。ならないわけがない。

最後に感想という事で目次に入れましたけど

要所要所で自分の言いたい事は纏めてきたのでサラッとだけ。

 

 

 

 

 

 

 

「ハロー、聞こえていますか?」

 

 

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TRIGGER / Fire and Rose(通常盤)

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